ここはHPでのみ公開する、CAMPUS STAFFが綴るリレーコラムのコーナーです。普段の誌面から飛び出して、学生STAFFの想いを届けます!
Vol.96 絆
 「絆」という今回のコラムのテーマに、私は大切な人との絆を自ら断ち切ってしまった苦い過去の過ちを思い出した。私がここでいう絆とは、縁・友情・親交とイコールなものだ。


 その彼女をNちゃんとする。Nちゃんとは年も住んでいる場所も離れていたが、趣味を通じて知り合い交流を深め、お互いの地元にも行き来するようになった。Nちゃんはまだ中学・高校生だった私を実の妹のように可愛がってくれた。一緒に過ごす時間は、本当に充実していて楽しかった。


 しかし、当時の私は独占欲が強くわがままで、いつのまにか彼女に生活時間や旧友と過ごす時間を削ってまで時間を作らせるようになってしまっていた。ある時、自分でもそのことに気づき、戸惑い悩んだ。そして私が取った行動は、これ以上迷惑をかけまいと連絡を取るのをやめ、逃げるように彼女から離れることだった。今考えると、本当に馬鹿で幼稚な決断だった。きっとこれを読んでいる方々も呆れていることだろう。
 あの日から今日までずっと、そのことを後悔し続けてきた。そして、これからもそれは変わらないはずだ。


 だが、後悔ばかりしていても進歩せず先には進めない。あれから3年たち、別の趣味を通じてとても仲良くなり、地元を行き来したりする年の近い友達がいる。もしかしたら、神様がもう一度チャンスを与えてくれているのかもしれない。もう、二度と同じ過ちを繰り返さないように、出会わせてくれたのだ。そう思って、毎日を過ごしている。


次のお題は「社会人」でお願いします。
text by satoko koga -2008/05/12/-

Vol.95 優先順位
 優先順位をつける。それは、自分の中でやらなければいけないものがたくさんあって、どれからするべきなのかを考える時に良く使うものだと思う。
 でも僕は、優先順位が好きではない。なぜなら優先順位をつけることによって視野が狭くなるし、下位にあるものを安易に考えてしまうからである。それに優先順位をつける時って、自分にゆとりがない時が多い。


 僕も僕なりに目標はある。目標に向かって大学に行くし、夜は資格のための勉強もするし、深夜はバイトをしている。大変だし、スケジュールもつまっているが、優先的に選んで順番をつけているつもりはない。
 僕は、1年後のこうありたいという自分を想像している。そして、そのために必要なことをやっている。僕はそれに順位をつけようとは思わない。大きな目標を立てたことがないからかもしれないが、本当に大事な目標なら優先順位なんてつけないでやってみるはずだと思う。ただ、1日24時間しかないから時間の使い方には計画を立てなければならない。そして実行に移して、反省すべき点は反省すればいいと思う。これを継続的にやっていければ目標に届くだろう。


 だが人間の意志は弱く脆い。心のどこかで甘えがででしまう。僕もそうである。大学に入学したばかりの時は運転に興味を持っていて、運転免許を取得して車を買った。そして初めてバイトをはじめ、お金をもらう嬉しさや働くことの楽しさやキツさを知った。2年生になり資格取得を考えたが、友達と遊ぶことに夢中になって、バイトばかりして勉強してなくて思ったとおりの資格取得はできなかった。


 今までの大学生活を振り返って、後悔はしていない。本当に楽しかった。だがこれからは希望する企業に入れるように資格取得を頑張り、さらに自分を磨いていこうと本気で思っている。
 君も、優先順位なんか考えずに自分に必要なことや、やりたいことをがむしゃらに頑張ってほしい。そうすることで、君は君の目標に届くだろうし、もっと高い自分を想像できるようになればさらに頑張れると思う。そのために、何より大事なのはやはり、自分を信じることだよ。失敗してもくじけない強さを持てば、何でもできる!


次のお題は「絆」でお願いします。
text by kazuma yakuwa -2008/04/28/-

Vol.94 色
 色…と聞いて思い浮かぶ先日のエピソードを紹介することにしよう。
 今年の5月、私の姉が結婚式を迎えることになった。そのため、母親と一緒に礼服を買いに出かけた。店員さんにその旨を伝えると3種類の礼服を候補に提示してくれた。それぞれ1万円刻みで価格が違い、ここでは価格が高い順にA・B・Cと呼ぶことにしよう。


 礼服といえば当然色は黒!しかし、その3着を見比べるとそれぞれの黒さがすべて違うことに気づく。AとBを見比べるとAの黒さの方がキレイに見えるし、BとCとではBの黒さの方がキレイに見える。1着ずつを見るとすべて同じ黒さに見えるものも、他と並べて比べて見るとその差がはっきりとわかる。さすがにAの礼服を買うほどの予算はなく、Bの礼服を買うことになった。


 最近、自分のキャラクターに自信が持てないことがある。他人に憧れを持ったり、劣等感を感じてしまう時がある。でも、それは間違った考え方なのかもしれない。一概に“礼服”と一言でまとめてしまうが、素材や生産メーカー、製造過程が違えば同じ黒色でも染まるカラーにも差が出る。それと同じく人間も遺伝子や性別、家庭、生活環境が違えば、人間としてのカラーが違うのは自然なことなんだ。それがきっと十人十色という言葉の意味なんだと思う。価値感や固定概念の違いにぶつかることがあっても、みんな自分のキャラクターには自信を持って生きていけばいいんだ!


次のお題は「優先順位」でお願いします。
text by takashi miyamoto -2008/04/14/-

Vol.93 ヒーロー
 マラソン選手のニュースを見ていた。彼女はただただ走っていた。ペースダウンをし、優勝は確実に遠退いていったが彼女は勝負とは別のものへ向かって走っているように、わたしには見えた。


 そんな彼女を応援しているファンの女の子がテレビに出ていた。彼女が走る姿にたくさんの元気をもらうそうで、生活の励みになると言う。ファンの女の子にとって、走る彼女はヒーローだ。わたしは走る彼女を見ていて、何かに向かっているように見えたが、それが何かはわたしには見当もつかない。けれどそれが走る彼女を輝かせ、強くさせているのだろう。そういうふうに走る彼女を見ていると、ファンの女の子は救われるのだろう。真実や嘘や紛らわしいものが漂う世界で、走る彼女の放つものは、真実で正義だ。それを見るとなんだか世界が救われると、わたしも思う。


 結局そのニュースの日、走る彼女は不調で結果も出なかったのだが、最後まで走りきった。走りきった彼女に、ファンの女の子が言葉をかけに言った。その言葉は、労いの言葉ではなく、『今日のような姿にいつも励まされている』というような、ラブメッセージだった。それを受け取った、走りきった彼女は、『走ることを肯定してくれる人がいることを目の当たりにできて、いま私の方が救われた』というようなことを言った。


 救われる、ということ。


 わたしは、走る彼女にとってのヒーローは、ファンの女の子にあたるのではないかとふと思った。ヒーローとは、救うという行為が行き来しているところに成立しているのではないだろうか。救われることを知っている人こそが、ヒーローではないだろうか。
 走る彼女は、ヒーローだ。


次のお題は「色」でお願いします。
text by natsuko oomura -2008/03/12/-

Vol.92 プライド
 プライドが高い人、あんまりない人いろいろいるけど、実際どっちが得なんだろう。自分は一体どっちなんだろう。とりあえず少なからずプライドはあって、たまにそんなプライドが邪魔になる時がある。ある程度のプライドを持っておくことは必要だと思うけど、プライドを捨てなきゃいけない時もあるってこと知っておくべきだと思う。じゃないとダメなんだよね。うまくいかないことが増える。自分を苦しめることにもなるし。だけどプライドを持って何かを成し遂げることは大切だし、仕事をする上では必要なのかも。ただ、そこで自分のプライドとうまく付き合いながら、時にはプライドを捨てる覚悟も必要なんじゃないかって私は思う。


 アルバイトをしていた時、1年くらい働いていると後輩が入ってきた。そんな時に先輩としてちゃんと指導しなければならない。けれど、人よりも仕事を覚えるのが遅い上に、根っから人に指導するというのが苦手な性格が災いして、私はいつの間にか後輩に抜かれていた。後から入った人にとやかく注意され、イライラしたこともあった。「先輩」として、そんな変なプライドがあったから、あの頃は自分の中で葛藤の日々だった。プライドは時に自分を苦しめるものだと、私は身に染みて感じた。


 実力主義の世の中、できるかできないかで社会からの評価は変わってくる。変なプライドは捨てて、精一杯やりきるしかない。プライドとは人を頑張らせる力にもなるけど、マイナスの力にも働く。私はうまくプライドと付き合っていけるのだろうか。いや、自分の意思にしっかりプライドを持った生き方をしたいと、私は強く思う。


次のお題は「ヒーロー」でお願いします。
text by yuka saikusa -2008/02/26/-

Vol.91 青春
駆け降りた階段。


とりあえず必死に涙をこらえていた。
「泣いたら負けだ」
何が負けなんだろう。
多分きっともう負けてるのに。


大切なものを自分のわがままが原因で失った。
走り去る後姿に「待って」と言えなかった。
それは今でも鮮明に思い出せる記憶。青春の一ページ。


もう戻らない時間と自分の惨めさに悔しくて泣いた。
次から次へと溢れて止まらない涙たち。
涙の数だけそこには青春があった。


青春という言葉が持つイメージは、「若者」である。
しかし、若者だけが青春という時間に浸っているわけではない。
70歳を過ぎて習い事を始めた祖母は、目をキラキラと輝かせて出かけていった。
彼女もきっと今青春の真っ只中。


仕事が思うようにいかなくて、悔しくて泣いた兄。
たまたまふらっと立ち寄った映画館で久しぶりに観た映画に感動して涙した母。


彼女たちの青春が、今、始まった。
涙の数だけ青春がある。生きてきた時間や場所は関係ない。
私がこれから生きていく多くの時間にもきっと、涙を流すことがある。
人一倍泣いて、ジタバタともがくことが青春を謳歌することならば、
きっと私は今までもこれからも、青春という時間に浸り続けるのだろう。


嬉しいこと、哀しいこと、腹が立つこと、楽しいこと、
くるくると表情を変えて、涙を流して、前を向いて歩いていく。
いまだに胸がズキズキと痛む過去、それさえも涙とともに受け入れる。


それが私の青春。
涙は青春を表すバロメーターなのだ。




これが私にとってキャンパス九州最後の記事です。
4年間ありがとうございました。


次のお題は「プライド」でお願いします。
text by yuki yamashita -2008/02/01/-

Vol.90 値段
 命というものはpricelessだ。値段の付けられない、尊いものだ。小さい頃から人に言われたりして誰でもそんなことは知っている。そう、「知っている」のだ。
 他の人がどうなのかはわからないが、僕は、命が値段の付けられない尊いものであるということを本当に心の底から思っているかと聞かれると自信がない。だから「知っている」だけだ。


 先日、祖父が亡くなった。僕が地元を離れて一人暮らしを始めるまで、ずっと一緒に住んでいた。僕の記憶の中には元気な祖父の姿しかない。だから涙声の姉から電話で連絡を受けたとき、あまり実感がなかった。


 次の日に朝一の新幹線で実家に帰ると、祖父は眠っていた…。言葉が出なかった。小さな頃から面倒を見てもらった。思春期になり、こちらが冷たく接していてもいつも変わらずにいてくれた。いつも僕のことを心配してくれていた。それなのに僕は祖父に何をしてあげられただろうか?最期に顔を見せてあげることすらできなかった。与えられるばかりで、結局僕は何も返すことができなかった。「じいちゃん、ごめんな」。つらいというより、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。目の前にいるのに、しゃべることができない。もう帰ってこない。その人が生きていること、命があるということがどれだけ大切なことか、少しはわかった気がする。


 実家の田んぼを見渡せば、元気に働いているじいちゃんがいるんじゃないかって考えてしまう。勝手口の開く音が聞こえるとじいちゃんが帰ってきたんじゃないかって思ってしまう。もう会うことはできないけれど、いつもどこかで見守ってくれている気がする。


 あなたは命の値段について考えたことがありますか?お金じゃ買えないもの、値段の付けられないものってあるんですよ。失ってから気付いても、もう遅いんです。いつかはなくなるものだけど、だからこそ大切にしないといけませんね。


次のお題は「青春」でお願いします。
text by akihiro ihara -2008/01/15/-

Vol.89 名前
 私は、人の名前と顔を覚えるのが苦手だ。なかなか覚えないし、すぐに忘れる。しかしそれを自覚しているので、何かの会話に登場した人物については、その都度、できる限り記憶を更新するように心がけている。とはいえその記憶も、所詮私のうろ覚えやイメージをまとめあげたものなので、年月のせいだけにはできないほど、かなり疑わしい。


 そんないい加減なくせに、私は、街で知り合いを見つけるとすぐに声をかけてしまう。よせばよいものを…。相手が「ああ、久し振り!」「元気?」などと返してくれる間に、私の頭はフル稼働しその人についてのうろ覚えを片っ端からかき集めるのだが、その際、フルネームは案外高い確率で思い出すことができる。もし間違えても「森」を「林」だとか、「雄二」を「雄三」だとか、冗談として笑い流せる程度であることが多い。しかし、フルネームより、過去にその人を何と呼んでいたかを思い出すことが、実はかなり難しい。
 「記憶の製造日偽装」ではないが、後付けの記憶であるからこその困難だ。頭の中で「山田花子」と反応しても、「山田さん」と呼んだものか「花子ちゃん」と呼んだものか、「山ちゃん」だったか「ハナ」だったか…。自分から声をかけたくせに呼び方を思い出せないままその場をやり過ごすのは、なかなか至難の業である。


 携帯電話のメモリをニックネームで登録するなどの策も講じている。しかし、呼び方さえ思い出せない人はそもそもメモリに入っていないことが多い。
 できる努力はしているのだ。それでも駄目なのだから、それはもう仕方がない。久しぶりに私と会って、身に覚えのない「さん」付けや呼び捨てをされた人たちは、どうか気を悪くしないでください。たぶん、呼び方以外のパーソナルデータは、一問一答式にかなり覚えているんです。


 春には何かと新しい出会いも多いが、せっかく知り合えた人のことはできるだけ事実に基づいて記憶することをお勧めする。その際、ニックネームは案外曲者であることをお忘れなく。


次のお題は「値段」でお願いします。
text by miyuki nakayama -2007/12/29/-

Vol.88 わがまま
 「会いたい」、そんな私のわがままが2人を終わらせた原因。それはほんの些細なことなのかもしれない。でも、あの頃の私にとってはそうじゃなかった。彼がすべてで、彼だけを想ってた。彼無しの人生なんて意味を持たないとすら思ってた。今考えたら少し怖いけど(苦笑)。そんな私だったから、あえて突き放してくれたのかな。そんな風に都合良く考えてみたり。


 でも、今では感謝してる。あの時のわがままで2人の関係が終わったからこそ、今の私があるんだって思う。チャレンジ精神が高まり、大学生活でしかできないことをたくさんやってやろう!…これが今の私の心境。恋愛なんてチャラチャラしたもんはいらない!…なんて言ったら嘘になるけど。


 彼と一緒にいたら、幸せではあるだろうけど…でも、恋愛に夢中になって他の事ができなくなりそうだし。私って不器用な人間だから両立ができなくって。実際、今もやるべきことが多いのか少ないのか把握できてないくらいで…。まぁ、今の私には恋愛は必要ないかな。気が回らない!これって女としてヤバい!?


 とにかく…しばらくは恋はしない。まだ吹っきれてないから。恋愛感情があるのかはわからないけど、それでも彼を想わなかった日なんて1日たりともない。本気で「好き」って気持ちが一杯になって、それが心の中からあふれ出て…涙になって止まらなくなったあの日のことは忘れない。


『涙が出るくらいに大好き』って、あの時のことを言うんだろうな。


 ひたすら彼の身体を強く抱き締めていた…大好きだったから。彼との思い出は永遠だし、彼のことも忘れたりはしない。私が1人で歩けるようになれたのは、彼のお陰だから。


ありがとう。


あの時の私のわがままは、人生を大きく左右するものになりました。大袈裟かもしれないけど。


次のお題は「名前」でお願いします。
text by risa ueno -2007/12/14/-

Vol.87 鏡
鏡は私の姿を映し出す。
鏡はわたしの心を映し出す
鏡はいつも真実を見せてくれる


鏡の向こうの私は、私であり、あなたでもある。
誰かと関わって生きていくことは、自分をみつめること。
誰かを知るということは、自分を知るということ。
人は、自分を映し出す鏡なのかもしれない。


でも、その鏡はいつも少しゆがんで見えることもある。だから『人は人、俺は俺』って、他人事に考えてた。
でも、何か引っかかるから、何か気になるから、少しじっくり見つめてみる。
見れは見るほど、知れば知るほど、分からなくなる。


なんでそんなことをするの?答えは簡単じゃない?なんでできないの?どうして気づかないの?いったい何を考えてるの?


わからないから話を聞こうと、無駄に首を突っ込むから引っ掻かれる。イタイ思いをする。
まったく、人と関わるのは難儀なもんだ。


でも、ある時ふと気づいた。
自分もまったく同じじゃん。


なるほど、外から見るとよく分かる、よく見える。
あの時自分はこうだったのか。


やはり、人は自分を映し出す鏡のようだ。


鏡は真実を映し出すからこそ、時には見たくないものもリアルに映し出す。目を背けないで、向き合うのは大変だ。でも、向き合わないと分からないこともある。気づかないことがある。


人は鏡だからこそ。


アナタが笑えば、私も不思議と笑顔になるもんだ。
アナタを好きになれたら、きっと、私自身も好きになれる。


だから、私は目を背けない。まじまじと見つめる。
私は毎日『鏡』を見つめていこうと思う。
ナルシスト上等!自分万歳!!


次のお題は「わがまま」でお願いします。
text by kimio nishiyama -2007/11/26/-